2012年05月22日

映画の感想(2012-28) 容疑者ホアキン・フェニックス





こんにちわ。
あまり大きく宣伝されてませんし、名古屋ではどこのミニシアターも総じて無視する中、なぜかの中川コロナ1館のみの上映、『容疑者ホアキンフェニックス』を観ました。
平日のレイトショーは、流石に誰もきません!(笑。50人くらいの小さな部屋でしたが、ど真ん中にたった一人。カップルで来てると「お!貸切!!」ってなるけど、ホントの独りはけっこう寂しいんですよね。
しかし、それも映画に集中し始めるとどうでも良くなります。と、その時!!!…

遅れて一人入ってきた。めちゃくちゃビビった。。。

さみしいとはいえ、誰もいないもんだと思ってたら不意をつかれました。あー、ビックリした。



さて、本題。
ホアキンフェニックスさんは実在します。俳優でリバーフェニックスの弟さんです。『グラディエーター』に出てるのが有名だし、僕には『ホテル・ルワンダ』で、取材記者のホアキンが、ホテルマン(←この後おそらく虐殺されるルワンダ人、逃げられません。)に、雨の中玄関まで傘をさしてもらって「こんなことあるか!」みたいに、泣きじゃくりながらバスに乗り込むトコが忘れられない俳優さんです。…わからないかと思うんで『ホテル・ルワンダ』見て、最高。

とか、けっこう有名な俳優さんなんですが、この作品は、2008年に実際にホアキンが「もう俳優なんてやってらんねぇ!、俺はラッパーになるっ!」と宣言。彼のその後の動向を追ったドキュメンタリー(?)です。
吹っ切れたホアキンは、とにかくやりたい放題。始終マリファナをプカプカさせ、酒、薬、女に暴力。そしてラップがクソ下手(笑)。
関わった人たちすべてに暴言を吐き、ゲロまで吐き、最後はう◯こ登場(苦笑)。当然、誰も付き合ってくれなくなるだけでなく、「とうとう狂った!」とゴシップは大騒ぎ、ついにはスタッフまで逃げ出す。

周りの事など気にせず…いや、わざと怒らせるかのような振る舞いで、しかもド下品。そんなことをして周りの反応を撮るっところが、とても『ボラット』っぽいと思いました。あれ程うまくできてないから『ブルーノ』に近いか?。あの辺が好きな人には楽しめるかもしれません。僕は、めちゃくちゃなのは悪くないんだけど、キッチリ話を落としてくれたら気に入ったかも、って感じで「おい、そこに逃げるな!」と思いました。あんまみんなにオススメはできません。

でも、もしあのラップがまかり間違って世間にウケちゃったとしたら、ボラットじゃなくて『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』になってたんでしょうねぇ。怖いね。

ま、どう転がろうが、今回一番面白かったのはホアキン本人とケイシー・アフレックでしょうね。





posted by フラ at 18:02| 愛知 雨| Comment(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

映画の感想(2012-27) 別離






今年のアカデミー賞関連の作品シリーズの一本、外国語映画賞を見事獲得した『別離』を観ました。公開2週目でしたが、午前中から30人以上いたでしょうか。名演小劇場のせいか割りと年齢層が高めでしたが。。。

物語は、冒頭から始まる夫婦の離婚問題、そしてそれきっかけで起こるお手伝いさんとのトラブル、そのどちらもが裁判沙汰になっていく法廷劇です。
イラン映画というと、『友だちのうちはどこ?』みたいな田舎の、それも僕らが簡単に想像しがちな不毛な岩山地帯みたいなところが舞台の、いわば牧歌的というか素朴というか、そういうのを想像しがちです。
しかし、この作品の時代はあきらかに現代で、それも都会に住む中流以上の家庭の物語。お金持ちでインテリ層は女性でもスマートフォンを操る人もいれば、お金がなく借金のせいで投獄寸前の男まで。 そんな極端なことだけじゃなくても、男性が半袖で歩き回るくらい暑いのに、女性は髪だけでなく大きな布で体のラインまで隠し歩き回らなくてはいけないとか。
日本からはなかなかわからないイランの実態。見え隠れする貧富の差や社会事情を教えてくれる興味深い映画でした。

なによりも面白いのは、日本に比べて宗教の重さが全然違うところです。多くの人がイスラム教徒で、「法事だからお寺を呼ぶ。」なんてレベルじゃなく、毎日の日常の中にそれがある。
で、信心深い彼らは教典に従って「ウソがつけない。」わけです。何よりも自分に嘘がつけない、いやついてはいけない。
でも実際に現代の僕らに近い生活をしてるわけですから、小さな嘘も大きな嘘もあるんでしょう。
そんな「ウソがつけない社会」での裁判のお話です。他者に対する損得や悪意以外のところで“ウソ”に価値がある、そんな社会ならではのああだこうだが、とても面白かったです。


ウソがつけない映画というと『ウソから始まる恋と仕事の成功術』を思い出しました。テイストから違うんだけど、似てるところ要素も多いので、もう一度見直して比較すると何か見つけられるかも?。
現場ではいったいなのが起こったのか?、誰が悪いのか?、真実は最後に明かされますが、その審判は物語の最後まで観客に問いかけ続ける物語です。そして、ドキュメンタリーでもないくせに、とってもリアルで複雑なイラン社会の今を教えてくれる興味深い作品でした。

いってらっしゃいませ!!!


posted by フラ at 12:10| 愛知 曇り| Comment(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月21日

日食、朝食、猫ショック


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今日は太平洋側の多くの地域で朝から日食フィーバーでしたね。テレビは軒並み中継が入り、繰り返し放送されていましたね。

摺り脚屋敷も立食パーティーならぬ “日食パーティー”。早起きしてそこそこの準備をしたら、オニギリとコーヒーを用意して屋上へ。
なかなか活躍しない我が家の屋上ですが、ビニールシートを敷いて立食ならぬ座食で、1時間ノンビリ過ごしました。
観測を始めた6時半ごろは太陽付近が快晴でしたが、ピークに合わせるように次第に雲がかかって行き、そしてギリギリのところで快晴!、とまるで演出されたドラマをみてるようで、テレビ中継なんかも盛り上がったんじゃないでしょうか。
「裸眼で見ないように!」なんてしつこく報道もされてましたが、雲の中からからうっすら見れる瞬間は、まるでメガネを用意していない人用に雲がうまいことフィルターをかけてくれてるよう。




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ロシアンズは屋上には出してもらえず。人間たちが早朝からバタバタしてるのが珍しかったのか、何やら物欲しそうに並んでお座りしてました。


posted by フラ at 12:22| 愛知 曇り| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月15日

映画の感想(2012-26) ロボット






 こんにちわ。インド映画、ロボットを観ました。公開2日目で、けっこう人いっぱい。50人以上100人未満って感じで、カップルとか多かったです。

 “笑いあり涙あり”

 なんてよく言いますが、この映画はそれに加えてそこそこの残虐描写ありモザイクあり、そしてインド映画お約束のダンスあり。インドは映画産業が盛んだとは聞きますが、これだけエンタメ度合いの高い作品で、各方面かなり踏み込んだ描写が多かったのにはちょっと驚きがありました。
 そして、主人公といえどけして善人ではないところや(けっこう酷いこともする)、悪側がライバルの博士くらいで、悪事をするロボットもけして一方的な悪でもないところなど、見慣れた映画とはちょっと違う時にはばかばかしい感覚が、作品に良いバランスを与えていて良かったです。
 どんなハリウッド大作でも観たことのないような突拍子もないVFXの使い方もそうだし。

 物語は、「ロボットは人間の言うことは聞く。」が大前提にあって、しかしそれゆえに上手くいかないこともある。じゃ、微妙な判断をするために“感情”を入れたら???

 と、こんなお話で。で、感情が入ったロボットが恋してみたり暴走してみたり、ドタバタするわけですが。まじめに言い換えれば、これはアイデンティティのお話です。「おれってなんだ?」、誰でも思春期あたりには悩むようなね。
 ロボットが自己認識に悩む話というと、コミック版の『キカイダー』ですよ。ほぼバカ映画ながらも、そのキカイダーの顛末に通じる部分がありました。
 で、キカイダーといえば、ピノキオですから(キカイダーの第一話は、ピノキオのお話から始まるのです。)、この『ロボット』という映画をピノキオだと思ってみると、結末がさらに泣けてくるんですよねぇ。

 ・・・と、まじめに観ようと思えば観れる、でもそんな観方しなくても楽しめる。っていいですね。


 でも、文句もいっぱい言いたいんですよ。
 「あれだけ蜂の巣になってて、なんで彼女にあたんないの?」「いや、彼女いるのに撃つか?!?」、「組み体操のとこ、あきらかに冒頭より人数増えとるしっ!!!」とか、さらに、「俺だけ殺すな、ってプログラムくらい入れておけよ。」「え?無罪放免???」「適当に捨てすぎ!」「暴れる前に“失恋”を教えてあげたらいいだけじゃ?」などなど、ものすごい雑なとこ多いし。
 雑といえば日本仕様に短く切ってあるつながり部分、編集がものすごい雑!

 本格SFとすると駄目だけど、バカ映画とハードルをさげて望めば、とても楽しめる2時間強でした。日本版予告以外にYoutubeでクライマックスのアクションシーンのほとんどが見えちゃってますけど、それ以外の部分も違う面白さがあってよかったです。役者さん的に博士とロボット2役の使い分けもとても上手かったし。
 デートとかにいいんじゃないですかねぇ。

 いってらっしゃいませ!

posted by フラ at 11:57| 愛知 曇り| Comment(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月10日

映画の感想(2012-25) テルマエ・ロマエ





こんにちわ、大ヒット上映中の『テルマエ・ロマエ』にいってきました。連休最後の日、日曜の朝からの回でしたが場内満席!。半端な満席じゃなく、一番前の一番角の席まで埋まってました。僕の最近の経験では『モテキ』以来、ホントに大人気を感じました。

連休中の映画館はホントに混んでましたねぇ。イオンシネマ ワンダー店はチケットを求める人でカウンターから大行列。シネマ棟をはみ出して戸外の連絡通路まで行列が出来てました(およそ30分待ち)。普段の日曜でも混むけど、外までってことはなかなかないです。
しかし!、…ええ、ここでお得な情報ですが、イオンシネマの会員だと前日までに予約が出来るんですよ、実は。休日の朝一の上映は絶対行列するので、絶対オススメです。
なにがいいか?っていうと、並ばなくていいのはもちろんなんですが、ここは他のシネコンと違って予約券が機械発券じゃなく、人力!。つまり、チケットカウンターの一番右側だけ予約者専用のカウンターになっていて手渡しでチケットをもらいます。長い行列にイライラしているバカップルの間を「ちょっと失礼。」と涼しい顔で紳士的にくぐり抜けて、簡単にチケットゲット!。

機械発券のシネコンに比べて、ものすごい優越感!!!

ただし、会員だけですからね。でも、イオンシネマは他のシネコンに比べて会員メリットが高いから、年に複数回行くなら入っておくべきかと思いますよ。
ちなみに、回し者ではありませんが。





さて『テルマエ・ロマエ』。満員の観客、始終大爆笑でしがね、みなさんお楽しみのようでした…が!

なんか笑いのポイントがみんなと違うのをいちいち感じた2時間でした。

だって、CMでやってるウォシュレットのクダリとか、あらためて可笑しくもないし。もっというと、作り手側の「ほらほら!ここ、面白いトコ!」アピールがわかっちゃって鼻に付きました。
阿部寛のキャラが真面目で笑わないからこその“笑い”の映画だと思うんだけど、それ以外のとこではそうじゃないんですよね。例えば、ワニのとことか、ちゃんと伏線張ってあるんだから、その後出てくるとこも別にわざわざテロップ出してアピールしなくても解るって。いちいち覚めるんですよね。
でも、会場大爆笑。。。

それから、竹内力はいらなかったなぁ。わざわざあそこに入れてる意味がわかんない。もっと出来る人なんだし、顔的にもローマ人側でいい気がするけど、どうですか?
あと持ち物や服装が、どういう定義で一緒にタイムトリップするか?も、揃えると説得力ありますよね。SFらしさというか、科学のもんだいでなくね。
嫁さんと親友のそのあとの話も、最後のとこで親友を写してるんだから、アソコでちゃんと落としきれてないのも惜しい。せっかく一発笑わせられるトコなのに。やりっぱなしのことが多すぎなんですよね。
あと、ち◯こ犬からのち◯こ祭り、アレナニ?

あー、難癖ばっかつける僕のような人間が見に行くベキ作品ではないかもしれません。
でも、面白いところもありましたよ。文句いいつつ不覚にも笑ってしまったというか。
あんまり気合をいれて映画を観に行くのではなく、大画面で隠し芸大会の大掛かりなコントに行くような、そんな気軽な気持ちで望むのがオススメかと思います。もはや良質のテレビドラマは映画館でしか見れないのかもしれません…いや、タイムスクープハンターのほうが面白いけどね。

いってらっしゃいませ。


posted by フラ at 21:14| 愛知 霧| Comment(2) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月09日

映画の感想 (2012-24)タイタンの逆襲





『アバター』の主演で注目を集めたサム・ワーシントン主演映画『タイタンの戦い』の続編映画です。元々の1作目はリメイク作でしたが、この続編はオリジナルみたいです。

さて、1作目は3Dで鑑賞しましたが、結果がアレでしたので今回は2Dで。しかし最近は余程でないと3D選択はしないのが普通になってきました。あまりにも良くてもう一回行くなら3D…いや、「3Dでみときゃ良かった〜!」きっかけで行くと言ったらいいか。

結果、もう一度見ることはないいな。。。と。

日本人のせいか、神話的な世界観に入りにくいだけでなく、前作からお約束なクライマックスの巨大すぎる敵キャラ(それも前作よりスケールアップせざる得ない)、そして瞬殺(苦笑)。実は“程よいサイズのほうがデカさも迫力が出る”中盤(前回のサソリね。)、と同じような流れで特にハラハラドキドキもせず、「そりゃ危機一髪でかわすでしょ?」って思ってるとその通りで。

もうちょっとやれることはあると思うんですけどねぇ。例えば、息子の息子(こいつは神様とクォーターなわけ)が、能力に開眼して展開が変わるとか、なんならワーシントンは死んで(もしくは天上へ上がって)、息子に引き継ぐような終わり方にいたらいいのにね。神話なんてどうでもいいじゃない。
つまり、お話は始終ワーシントン頼りすぎで、コイツがいなくなったらこの後どうすんの?って。それが息子なり、より人間側に近い誰かに引き継がれていくってことにすると、「あー、遥か昔あったかも?」って、今の僕らの世界と繋がってるかも?って思えてワクワク出来たかもしれないのに。
最初には「お前の人間の部分が、神よりも強いのじゃ!」とか言って、だったら人間的な部分で敵を倒せよ。結局物語の解決は馬始め明らかに人外の部分100パーセントの勝利じゃねぇ。
人間のすごさをもっと提示してくれよ。根性とかそんなんじゃなく、そういうの描いてもらって納得出来れば、この映画をよく受け取れる可能性あったのに。

つーことで、前作観ちゃったからついついいっちゃいましたけど、地上波でやることがあれば、まぁオススメです。バトルシップ最高っ!





posted by フラ at 23:18| 愛知 霧| Comment(0) | 映画の感想 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする