2013年10月05日

豊志賀ちゃん


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iPadを愛用して2年半程。これほどそばに置いて役立つというか「学のない自分をどれだけ補強してもらってきたか、」と、ありがたく思ってるトコなんですが。

だいたい調べものが半分、暇つぶしが半分って割合でしょか。しかし、本を読むということはなかった。そう、電子書籍。発売初期の頃は、まだアプリケーションも今ほどで揃ってなくて、電子書籍を読める!というのは当初は大きな売りでしたね。

「てやんでぃ、本っつーのは、開くとこう紙の匂いがプーンとして、んでもって通勤電車なんかでむつかしい顔しながらこんな感じで読んでて、んでもってたまにメガネの隙間から眉間当たりに親指と人差し指でもって鼻つまんで『あー、目が疲れたー』なんてやってみると、向かいっ側にいたOLかなんかが『あらステキ、あの方何を読んでられるのかしら?』、なんて頃合い見計らったように膝の上からこぼれてみたりする。するってーと、落とした本に重なる手と手、見上げるとグッと近づいた鼻と鼻…お互いポーッと赤くなり、『おちましたわ。』『どうもすいやせん。』『いや、違います。』『え、どうなすったんで?』『あたしもあなたにおちましたわ…


…なんてことはありません。だいたい今時、江戸言葉の女なんかいませんしイヤです。


逸れました。
とにかく電子書籍は嫌なんですよ、何が?ってアレルギーみたいなもんで。もっというと本当は文庫本もちょっとイヤなんですわ。出来れば、本はビシッとした厚い表紙が付いてて、ズッシリ重い方がいい。
良い作品に出会ったりなんかすると思うんですよね、「中身と見た目とバランス悪い。」って。やっぱり文庫本だと価格含め気軽なんだけど、捨てるのも気軽みたいなねぇ。いや、そうじゃない人もいっぱいいるんだ、そうも思うけど。
まぁ、ぼくみたいな見た目も中身も青空文庫みたいなのがのが言えた義理ではないんですが。とにかく電子書籍初挑戦です。



で、真景累ヶ淵。神様、三遊亭円朝 作で、怪談話のオオネタとして部分的には高座にもかかりますが、全編はそれは壮大。以前、志の輔師匠のパルコ公演でも『牡丹灯籠』の全編解説みたいのをやってましたがあれと同じく、豊志賀の出自や新吉のその後など、代を超えて複雑に絡み合った血の因縁、怪談話というよよ刃傷沙汰。…… いや、まだ途中までしか読んでませんけど。。。





で、興味が出たんでアマゾンで本を買おうかとおもって検索したら、なんと電子書籍版はタダ、フリー、そう0円で。しかもポチった数秒後には読み始められるという。
ありがたい時代ですなぁ。



『お嬢さん、あっしみてぇな文庫本で良かったら、どうぞ拾ってやってください…



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2010年11月22日

タイトル書くと検索にひっかかっても期待に答えられない・・・だって

 

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 いまさらですが、機会があって読み始めました。ただいま10巻が終わったところです。
 僕は漫画読まないわけじゃないし、この作品を嫌ってたわけじゃないんです。読まずにココまで来たんだから、「ディズニーランドに行ったことがない。」という話と同等レベルでネタにしてたんですが、ついに。

 たいした決意があったわけではなく、単純に奥さんが20巻まで家に持ち込んだんでついでに始めてみたんですが、借り主は21巻以降は持ってなくて。
 で、早々に読み終えた奥さんのために、僕の知り合いからその続きを持ってる人を探そうと思ったら、簡単に見つかっちゃってですね・・・ええ、予想以上にみんな持ってるんですよね。他にマンガを集めてないような人でもこの作品だけは全部持ってたりして、大人気というよりもはや定番ですね。
 しかも彼らみんな思い入れが強くて「是非是非!!!」と、ものすごく勧めてくれるんですよ。熱いです。

 
 初めて読んでみると少年漫画なのに細かいところまでよく作りこんであるし、各章で泣けるところや見せ場なども盛り沢山で、良いという人の気持ちまではわかったつもりなんですが。
 しかし若干長いっすよねぇ。ひっぱり過ぎてダレるところが多いっていうか。そのクセものすごく不自然にはしょるところなんかもあったりして。少年漫画だから許さないといけないところなのかもしれませんが。

 しかし、こういうマンガはあとから一気読みしてああだこうだと文句いうもんでなく、リアルタイムで連載を読んで、毎週次の展開にハラハラするということで真価を発揮するのでしょうねぇ。
 頭のどこかで彼らと一緒に旅をするような、そういう感覚が楽しいんですよね。それが毎週でなくても単行本の新刊が出るタイミングでもそれなりに効果あるんだろうし(ベルセルクやガイバーが僕にとってそうであるように・・・どっちもカオス状態ですけど。)。


 正直いまんとこソコソコの評価ですが、みんな「最初は我慢だ。」といいますし、どっから本格的にハマりますかねぇ?。
 とりあえず、僕も今出てるところまで追いついて、次を楽しみにしているみんなと同じ気持ちになれるかな?
 



 
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2010年09月28日

新さん

 

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 新さん。
 最近、ネット上でラーメン二郎をあらわした漫画のキャプチャーで、『大ブタダブル油こく麺ふつうトガニンニク多め!!』などと他の客の呪文のような注文に初めて入った客が戸惑う・・・というのが出回ってますが、その角刈りの男が新さんです。第1話から。

 “ラーメン二郎 マンガ”google検索結果


 『新さん』はラーメン漫画ではなく、居酒屋漫画といえばそうなんですが、食べ物や酒がメインではなく、30代の男の独身生活におけるアルアルというか、新さんの日常が描かれる作品です。

 作者の泉昌之さんという人のことはよくわかりませんが、文庫版のコレでもプレミアがついて中古で2000円を超えます。もっと人気が出て再販、そして続きが出ると嬉しいんですけどねぇ。

 たいそれた話ではないし、バカバカしいお話なんですが、どこか自分のことのようなところもあるし、読むとなぜか新さんを応援したくなります。


 がんばれ、新さん。





 
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2010年03月11日

さらば雑司ヶ谷

 

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 キラキラで水道橋博士が話題にしていたさらば雑司ヶ谷を読みました。

 ちょうど週末出張で、日曜の夜は帰宅便の時刻まで、恒例の空港での時間つぶし。およそ3時間ほどの待ち時間“独りターミナルごっこ”もそろそろ飽きてきたので、有料ラウンジに入って一気に読み終わりました。
 ああ、いえいえ、『日曜も仕事?大変ねぇ。』とか、ありがとうございます。打たれ強いというか、へっちゃらです。

 あるとき、僕の知り合いのけっこうキレイなおねぇさんとお話してまして。そんで話の流れで出たあるM的な一言に、

 『あんた!、極上のMだよっ!』

 なんて言われました。
 で、その時ポツリと出たそんな僕のM的な思考うんぬんより何より、キレイなおねぇさんにそんな風に言っていただけることそのものがグッときちゃいまして、

 『あー、ホント、おれって極上のMだよ。。。』

 と思った次第で。
 まー、なので日曜出勤くらいなんてことないんです。



 ということで、さらば雑司ヶ谷。
 エロもありグロもありなバイオレンスな作品なので、あまりお子様や女性が喜ぶ感じではないんですが、面白くてどんどん読みすすめる話でした。さほど長い尺にせずまとめたのも読みやすい部分です。僕がグダグダ書くより、キラキラのPodcastをまずどうぞ。


http://podcast.tbsradio.jp/kirakira/files/20100212_hakase.mp3


 Podcastにもでてくるオザケンのクダリに始まり、話の本筋に関係なく横道にそれた話は沢山でてくるのですが、この作者の方が1971年生まれなせいか、そんな横道もドストライクでした。ちなみに、ドストライクの“ド”とは、“ドレッドノート級”のことで戦艦の名前からきています。その船がとても大きかったらしいです。日本では略して“ド級”と言ったので、その流れからバカデカイものには“ド”をつけて表現してるのか?と。

 グロ表現方面では、ひごろからホラー映画とか見るせいかさほどきつくなく、どちらかというとエロ表現のほうが良かったです。エロ小説なんて子供のころに本屋でこっそり立ち読みしたくらいで(ある意味立ち読み)、週プレの小説とかもスルーしてたし、大人になってから文章でエロ表現を読むのなんて初めてなせいかもしれませんが、けっこう踏み込んだとこまで行ってて、「スゲーこと書くな。」と思いました。いまどき、みんなこんな感じなんでしょうか???

 物語はクライマックスで複線の数々を一気に回収。若干、あわてて洗濯物でも取り込んだような感じは否めませんが、まぁさっぴいても充分オススメな“さらば雑司ヶ谷”でした。





 すげー良かったけど、映画化とか無理でしょうねぇ。いや売れてるみたいだし、そのうちきっと映画になるんでしょうけど、したところで絶対中途半端になってダメダメになっちゃうんでしょうねぇ〜、なんでしょう〜。

 


 
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2010年01月22日

初物買い

 

 さっそくですがお知らせです。






 実は先週、ここは6周年でした。








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 ということで久々の本のエントリー。
 このところ映画のエントリーばかりですいません、自分の中で盛り上がっちゃってて・・・っていうか、


 みんなIMAXの良席知りたすぎ!



 6周年にして始めて手ごたえ感じたわっ!・・・まぁいいけど。


 伊坂幸太郎の新作、SOSの猿。読書欲はあまりないくせに本屋には通います。ほとんどの場合なにも買わずに出てくるのですが、これまでの伊坂作品は新刊がでるそのたびに気が付いて買っていました。けど、今回ほど気が付かなかったのは初めて。

 しかしある日、気が付いた。

 「あー、出てるんだ。」

 やっと気が付いてみたものの、即買いする気になれず。実はまだ“あるキング”を読みはじめめたばかり。
 結局、そのまま書店をあとにし、そのことはそのまま忘れる。


 ・・・


 3日後。ナイナイオールナイトの本、第2弾の予約のためアマゾンへ。
 ナイナイの本は1000円。アマゾンで買い物するなら1500円がしみこんでいます。実際の送料など確認することなくもう一冊へ。

 「あ、そうか!、伊坂幸太郎の新刊出てたわ!。」

 3日前のそれに気がついた自分を誉めてあげたいと歓喜し、そしてどうせ読むんだからと、ポチッとな。



 結局、2月15日発売のナイナイの本に先駆けてSOSの猿到着。






 ああああああああ





 開いてみると、なんと第3版。前出の書店で見たものは初版だったのに(しかも大手チェーン店)。

 名古屋がいいのかアマゾンが全国すぎるのか。。。



 基本的に初版にこだわりはないつもりだったんだけど、チルドレン以降の伊坂作品は初版ばかりだったので、このところ伊坂作品の映画化多発で「読みたい!」「貸して!」といわれることも多発。人に貸し出すとき、口にだすことはないにしろ、初版なのがちょっと自慢で。。。



 第3版、ちょっと義務的になってきてるかなぁ。。。そろそろ潮時かも。





 
posted by フラ at 21:14| 🌁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月03日

読者たち晩夏

 

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 伊坂幸太郎の“あるキング”、26日に出た新作です。買いました。

 本の感想文、もうかれこれ3年くらいやってませんが地道に読んでます。
 伊坂幸太郎に関してはとりあえず全部・・・買ってはいます。この本も手をつけられる状況ではないけど、「どうせ買うんだし、どうせなら初版・・・」っと。

 僕の読書の仕方は、パラパラ数ページめくってはやめめくってはやめ・・・毎回10分くらい。そして、ぶつ切りなせいか話がわからなくなってグッと戻っては繰り返しでなかなか話が進まない。
 そんな読み方ですが伊坂作品でいうと、魔王も砂漠もフィッシュストーリーも週末のフールも、発売順に全部読んで、今日現在ゴールデンスランバーが7割くらいのところまできています(このあとまだ一冊分厚いのがあるし・・・。)。
 キルオが出てきて以降締まりがでてきて盛り上がってきた話はこれからクライマックスか???というところで、いまさらですが僕も盛り上がっています。

 そんなタイミングで本屋で見かけたゴールデンスランバーのほうはというと、帯が変わってました。



 “映画化決定!!!”


 みたいな。
 「またかー!」っていうか、ゴールデンスランバーは読んでると「元々映画想定してたでしょ?」って感じだし、まぁ納得。台詞もあまりスカした感じが薄いし、森田の配役だけOKならいい映画になりそうです。
 それがお気に入りのグラスホッパーだったら、あらゆるキャラの配役みてガッカリしちゃいそうですしね。
 というわけで、このエントリーは、「ゴールデンスランバーは面白いな。」 ということです。
 “あるキング”のほうは、まだまだ先だなぁ・・・。










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 続きまして、高橋洋二さんの“オールバックの放送作家 その生活と意見”です。

 放送作家、子供のころから何をやってるのか?もよく解らずも憧れたりしました。「芸能人になりたい!」とかはさほど思わなかったはずで、なぜ放送作家?と考えてみると、やはりその“裏方”感でしょう。
 今でもそうですが、どんな仕事であれ表舞台で派手なことやってる感じのものには馴染めず、好んで着地するポジションは裏方というか“影で操ってる”感。
 腹黒さなのか、根本的に派手な世界に否定的なんでしょう、きっと。「こいつらカラッポのくせに。」と、卑屈な考えが根底にあるのでしょうな。だからそういうポジションを好むのでしょう。

 うちの営業マンなんかだと「この仕事何億!」みたいな数字の桁が自慢みたいな感じで、その裏方な僕らは「10万円を8万円にしてよ?」みたいな、そんな積み上げで大きな数字が成り立っているんですが、そんな僕の周りにはさらにその10万円を分け合ってる人たちがいて。
 結局、裏方とかいいつつ世の中には“その裏方”が必ずいて、突き詰めていくと・・・???
 そう思うと放送作家なんて、「なんて派手な職業なんだろう!」ということですね。



 話ずれましたが。
 この本は、高橋さんが雑誌に書いたコラムの集約で、短い文章が沢山入っている構成は、前出の“ちょこちょこ読み”な僕向き。

 さすが作家さん、本職の物書きの人は面白いですね。チラッとひらいてはクスクスと笑っております。
 特にトーンが上がるわけでもなく淡々と語られるわけですが、それでもこれだけ面白いと、僕も「エビー!」とかやってる場合ではないな。。。と思います。(そういう意味でも消そうかと思いましたが。)

 とりあえず時を大きくしたり写真に頼るのはどうなんだろう?とね、あらためて文章で魅せる面白さを感じました。いや、ここも元々そういうつもりで派手な色使いとかロゴとか入れないように始めたブログだったんですがね。このままじゃ10点もらえないな・・・と。





 そんな感じで、最近自分の中の需要と供給のバランスが悪いというか、インプット不足でアウトプット過多を感じていたので色々詰め込んでみている次第です。


 読書の秋 2009・・・











 
posted by フラ at 12:53| 🌁| Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月21日

『セックスがなければ子供だって生まれないだろ?』(ウンゲラー)

 


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 すてきな三にんぐみ・・・ではなく、芸術新潮8月号。



 以前、「すてきな三にんぐみが好き。」などと書いたことがあるんですが、芸術新潮という雑誌の表紙が絵本そのまま。


 8月14日の日はお寺に行きました。
 毎年のその日はお経ともうひとつ、“お墓の一年分の管理費”の支払いがあります。
 うちのお寺がリーズナブルなのかどうかわからないけど、一年で6000円、それにプラスお経代とでもいうかお布施を少し。
 たいした檀家ではないので毎年5000円。元々は3000円しか入れてなかったけど、すでにうちは仏が3人もあるので2人目以降5000円に。
 なんでそんなことをここに書いてるか?というと、毎年この数日前になると「あれ?、お布施いくらだっけ?」とわからなくなっておばぁちゃんに聞きにいくので、ここに覚書。あと何回おばぁちゃんに聞けるか?という問題もあるし。

 で、10時過ぎにお経が終わって、午後まで少し時間が出来たのでそのまま散歩がてら図書館へ。図書館は当然本だらけなんだけど、雑誌も意外と多くて立ち読みならぬ座り読みに最適。

 そして見つけたのが、この芸術新潮。初めて手に取りました。

 この号では、表紙のように「すてきな三人ぐみ」の作者、トミ・ウンゲラーが大々的に特集されています。
 コアなファンの人がどれだけ居るのかわかりませんが、あらためて調べてみても世間的にあまり情報もなくて(ウィキペディアにも項目ないくらい。)、僕は三人ぐみの絵本以外のもので、このウンゲラーという人に初めて触れることになりました。これがものすごく面白かったです。

 ということで、図書館ではお楽しみは取っておいて、あらためて書店で買いました。三にんぐみをご存知な方には是非のお勧めなので、今日はちょっとご紹介です。
 そんな僕にも、馴染んだ絵本では“トミー・アンゲラー”ですから、ウンゲラーと書いててちょっとこそばいい感覚ですが。


 ・・・


 読んでみると、まず驚いたことが失礼ながらご存命だったこと。そして、絵本以外の活動が幅広くて、そして多いこと。

 広告の仕事から社会風刺、絵本作家ながらエロも描く。そしておもちゃコレクター。そのどれもがいちいち興味深いです。
 半生についてや、もちろん数々の絵本のことにも触れています。ここまでウンゲラーを取り扱ったものってのは、他にあるんでしょうか?
 フランスに2007年にオープンしたウンゲラー美術館も紹介されています。
 うーん、行ってみたい・・・っというか、海外に飛び出す元気もないので「日本にツアーこないかなぁ。。。」と、思います。








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 内容を少しだけゴ紹介しましょう。この本に出てくる中で一番気に入っている部分です。

 先述したように、6000点以上の膨大なおもちゃコレクションを所有するウンゲラー。そのほとんどは機械仕掛けのブリキのおもちゃですが、バービー人形もマニア垂涎の一品まで含めたくさん所有しています。
 そして彼女たちのキレイな服ははがれ、手足をもがれ首を刎ねられるところからスタート。首は並べられさらし首、体は縛られたり突起物を付けられたりしていじめられています。
 そして、写真のウンゲラーはバービーの足にかじりつきます。



 『バービー人形は“人形のような女性”の象徴です。私は人形みたいな女性が大嫌いです。それにバービー人形は消費欲をあおります。バービーで育った女の子は、やれ新しいドレスだ、靴だと、欲望を抑えることができなくなる。こどもにとって危険きわまりないフィギュアなのです。だから私バービー人形が発売されるとすぐに買いもとめ、見せしめのために拷問にかけてやりました。フライパンで揚げたりね。』













 
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2007年04月13日

待ちわびて・・・


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昨日、久々に漫画を買いました。 キカイダー02 の最終巻。

 これで、僕が集めている漫画がすべて終刊になりました。 またなにか欲しいものができるかな?


 にしても、最近。漫画を買うなんてことがなくなったどころか、雑誌すら買わなくなりました。たまに楽器の専門誌を、工場用に買うくらい。

 読みたい雑誌や漫画は、漫画喫茶で読みます。小説だけは読むペースも遅いし、所有する充実感みたいなものが大きいので買いますが。


 そんな風なのはぼくだけでなく、世間的に書籍が売れなくて困ってるようですね。 漫画喫茶だけでなく、ネットの情報も最近は専門誌並みになってきていますしね。
 最近、以前からずーっと読んでいた週間ゴングがつぶれて、漫画喫茶で読んでいる立場、なんだか複雑な気持ちにはなりました。

 ちなみに、今、漫画喫茶で読んでいる連載中の漫画は、

 ・20世紀少年
 ・PLUTO
 ・バカボンド
 ・BECK
 ・仮面ライダーSPIRITS
 ・機動戦士ガンダム The Origin
 ・ベルセルク
 ・ヒストリエ
 ・強殖装甲ガイバー


 あたりが面白いです。最後の3つは、いつ出るのかわからないところが、また楽しみではあるのですけどね。w




 ということで、「キカイダー02」。 
 連載をまるで追いかけていないので、いつ出たかも知らないのだけど、昨日たまたま見つけたので購入でした。

 買う漫画は、先ほどとは逆に漫画喫茶にないものが中心です。
 が、この作品もどこにでもあるわけでもないのだけど、品揃えが良い店なら見つけることは可能です。

 しかし僕は、原作の石森版「キカイダー」には思い入れも強いし、石森作品だけでなく、永井豪とか、70年代からのコミカライズものは沢山買って集めているので、その一環として買い揃えました。

 ・・・

 んー、6巻からこの7巻まで休載が2年半。 なんだか、むりやり終わらせた感がモロバレ、というか結局この作品にストーリーらしいものがあったのかどうか? いや、深いものがあったかもしれないのだけど、僕には読み取れなかったなぁ。

 O1(ゼロワン)、SHADOWが出てきた辺りでけっこうこの後期待したのだけど、結局は何の必然もなく最後も急に終わっちゃって。

 メカデザインは異常にかっこよかっただけに、残念です。
 ま、元の作品が重すぎたってことでしょう。自分でハードル上げすぎましたね、この作者さんは。


 またなにかの作品でリベンジして欲しいです。楽しみにしています。

 
 
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2006年10月25日

我ながら、なんちゅー取り合せだ。。。

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 デッドゾーンのDVDと一緒に、本も2冊買いました。


 以前、rinさまからお勧めいただいた、映画「ハイ・フィデリティ」の原作文庫と、買おう買おうと思いつつ、アマゾンのカートに溜めっぱなしだった 「快楽亭ブラックの放送禁止落語大全」 です。落語大全のほうはCD付でです。

 どちらもまだ読んでいませんが、猫が来て以来ろくに本なんて手にしていなかったので。数ヶ月ぶりですが、久々に読書中毒にでもなろうかしらね。








 「ハイフィデリティ」のほうは、ホントに気に入ってる映画のひとつです。 またあの世界に行けると思うと、楽しみやら残酷やら。。。なんにしろ琴線触れてくることでしょうねぇ。いや、触れるどこかかき鳴らされるといいなぁ・・・。少し寒くなってきたこの季節にぴったりかな?とね。

 そんな秋に聞きたい哀愁漂うトップ5!


・L'Via L'Viaquez / The Mars Volta
・Feeling Good / Muse
・Hot Flush / Red Snapper
・Talk Show Host / Radiohead
・Jolene / The White Stripes




 なんかJoleneだけ浮いたかな。ま、いいでしょ。カバーですがSTripesのバージョンが最強です。



 ♪ジョリーン、ジョリーン、ジョリン、ジョーーォォリ〜ィィン…、ああ、秋だなぁ。。。









そして、ブラック師匠の落語の書き下ろし本、「快楽亭ブラックの放送禁止落語大全」。


 
 快楽亭ブラックといえば、映画秘宝とかサブカル的な雑誌によく出てくる名前なので知ってる人は知ってるって感じだと思うのですが、それなりに落語を聴く僕でも、本業の落語は聴いたことがありません。

 美味しんぼのこと調べてたのはこのためで、今の快楽亭ブラックは2代目。漫画に登場するのは大正から昭和初期に活躍した初代がモデルでした。



 この本はCD付ですので、本に収録されてる噺のうち2本の録音を聴くことができます。そちらはさっそく聴きました。




 …いやはや、これは電波に乗せられませんね。w 放送禁止用語連発の生々しいシモネタに始まり、皇室も宗教も、政治も経済も、あらゆるタブーを笑い飛ばします。
 めちゃくちゃ面白かったけど(特に道具屋での民主党のくだり最高。)。

 これは落語なんですかねぇ〜、ハハハ。



 マクラだけで噺の半分を皇室の性生活の話で盛り上がり(あまりに下品なので具体的に書けません。)、本編に入っても筋とは無関係に自虐ネタに脱線します(この人、借金地獄だわ、そのせいで立川流破門されるわ、おまけに脳梗塞で倒れるわ。私生活ものすごいです。)。


 主人公のグーたらの若旦那は女子プロレスに奉公に行くわ、登場するのは実際に近所に住むアニマル浜口一家に、浜ちゃんスーさんまで借り出して、世間から自分まで斬りまくり。
 そして最後には、あまりにもベタな駄洒落で下げる。




 めちゃくちゃなんだけど、結局コレは最高です。

 CDがシリーズで、vol.9くらいまで出てるみたいなので集めようかしら(すでに1・2は完売ですし。)







 あー、2冊のギャップがあまりにもありすぎて、というかブラック師匠がお下品すぎて、rinちゃんに申し訳ない。w


 ではでは。



.
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2006年04月07日

コミカライズ

  昨日、久しぶりにマンガを買いました。

 

 普段本屋では、小説ばかり買っているのですが、マンガも読みます。 マンガ喫茶で読むのですが。 岩明均とか浦沢直樹とか、 売れててみんなも読んでそうなものを読みます。 あと、松本大洋とか山本英夫のやつとか、BECKとかバカボンドとかベルセルクとかね。

 そういう人気のあるやつは、どこでも読めそうなので買いません。マンガ喫茶が僕の書庫代わりです。 決まった店なら、 どの棚の何段目にお目当てがあるかはインプットされてますし。

 

 そんな中で、特に気に入っているものとかは所有したくて買います。コレクション魂といったらいいのでしょうか。 そして、 もう一個言うと、「コミカライズ」。 僕のマンガ収集のテーマです。

 

 「コミカライズ」っていうのは、その名の通り、“コミック(漫画)化”  です。

 

 最近のアニメは、だいたいコミックで人気が出たものがアニメになります。 定説です。 少年誌やコロコロなんかで人気が出た漫画がアニメになります。

 昔からその手法もあったのですが、70年代中盤から後半ゴロをピークとして、「テレビの企画が先にありき」な漫画が数多くありました。  “マルチメディア展開”なんて言えばかっこいいのでしょうが、当時そんな言葉はありません。 要は、 テレビ屋さんが子供番組の宣伝のために漫画雑誌にテレビ番組と同名の漫画を載せたわけです。 

 

 当然、テレビ屋さんから漫画家に発注するような形態なのですが、昔っていい加減でよかった時代です (ダメなら即打ち切りっていう残酷さもありましたが。)。 骨となる設定は引き継ぐのですが、後は漫画家まかせだったので、 書き手のイマジネーションで世界はアニメや特撮以上に広がり、テレビアニメとは違う独自の世界感を作りました。 そんな作品群を今振り返って、 「コミカライズ」というジャンルが出来上がりました。

 

 有名なコミカライズ作品をあげると、「デビルマン」。

 「デビルマン」の原作はすごい! なんて話、したことがないですか? でも、 あれ 原作じゃないんですよ。だってテレビの企画が先ですから。 「魔王ダンテ」 とかを引き合いに出して抗議するなら聞きますがね。(デビルマンは、魔王ダンテという作品が根にあるのは永井豪モも語っていますね。いやいや、 そんな話いいって?w)

 

 コミカライズ版デビルマン(あえて今日は原作とは言いません。)の世界はショッキングでした。 牧村ミキの最後の顔、 人類の愚かさに心のそこから嘆き絶叫するアキラ。クライマックスは印象深いシーンの連続です。  そして最後には地球に生き残ったデビルマン軍団とデーモンの争いになってしまい、その段階ですでに人類は滅びてしまっています。  読み手をグーンと突き放した展開に、思春期の僕達はやられました(後追いだけどね。)。 とてもアニメ版と比較できるものではありません。

 

 結局、何度もOVAになったり、近年実写映画化もされているコミカライズ版のデビルマンですが、あれほどの世間の評価はないにせよ、 コミカライズの世界にはあれと同じくらい素晴らしいものは沢山あります。

 石森章太郎は仮面ライダーに始まり特撮ヒーローの原型から沢山のコミカライズを生み出しています。  仮面ライダーの最終回でショッカーの首領の正体や、ロボット刑事のエンディング、 キカイダーではキカイダージローの苦悩やハカイダーの悲しさもテレビ以上に描かれました。 永井豪はデビルマンだけに留まらず、 マジンガーZやゲッターロボでテレビよりもう一個踏み込んだ世界を描いています。 池上遼一の「スパイダーマン」も素晴らしかった。

 

 そんなマンガを集めています。

 

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 というわけで、そんなコミカライズの延長にあるのが、昨日買った 「イナズマンvsキカイダー」。  「キカイダー02」 っていう作品をずーっと読んでいたのですが、その番外編とでもいおうか、昔の東映マンガ祭りテイストでヒーローどおしの対決ものです。  

 最近のマンガですが、キャラクターの生かし方や内容、なかなか魅せるものがありました。

 全2巻はさみしいところですが、この話の終わりは「キカイダー02の最終回でもある。」ということなので、読まなくてはいけません。 (ちなみに、まだ連載がつづいています。)

 

 ・・・

 

 あー、今日は特にサゲはありません。 こんなこと、誰にも熱弁する機会も少ないので、今日はブログにぶつけてみました。w

 

 では。

 

 

 

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2006年02月15日

陽気なギャングが地球を回す 伊坂幸太郎

 久々に本を読みました。 ここんトコゲームに一生懸命だったので、あんまり読んでる暇取れなくって。

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 伊坂作品の中でも、特に評価が高いコレをやっと読みました。 特に飛ばしてるつもりもなかったんだけど、 この作品はNONNOBEL発刊です。 いつもの文芸書の棚の“男性 い”の棚にはなくて、 NONNOBELの棚にまとまっていたのでなかなか見つけられなかった・・・というだけなんですが。 先日それに気がついたので、 やっと購入しました。

 

 

 

 主人公は4人。 銀行強盗です。

 人の嘘を完全に見抜ける男、成瀬。 普段は市役所勤務だが、強盗団のリーダー。 常に冷静で、 人の3手先まで先読みする切れ者。 すべての犯行を計画、あらゆる状況に対応し犯行においてリーダーシップを取る。

 響野。 喫茶店のマスターだが、人をひきつける能力において響野を超えられるものはいない。  独特の話術で聴衆を取り込み、すべての人の「主人」の座に短時間で滑り込む。 非現実の中にロマンを求める彼はにとって強盗は美学。  そして成瀬が生きるのに必要な知識をすべて知っているとすれば、生きるために必要のない知識をすべて詰め込んでいるといっていい。  強盗に入ると5分ほど演説をする。ひきつけられた観客達は犯行中なにもすることが出来ない・・・。

 雪子。 完全な体内時計。 成瀬が人間嘘発見器だとすれば、雪子は人間タイマーといったところ。  そして度胸という点では雪子は他の3人に抜きに出た存在。 肝の座った自動車の運転をし、 どのタイミングでどう運転すれば信号に止められないか?、秒刻みで感じ取り、犯行後速やかに他の3人を逃がす役目。

 久遠は天才的なスリだ。 どこに隠そうが、気がつかないうちにかすめ取る。 久遠に 「私は持っていない・・・。」は通用しない。 動物愛好家で、「人間なんて犬に食われちゃえばいいのに」と思うほど。

 

 

 ある日、何度もしているように強盗に入るのだが、そのときいつもとちょっと違う予定外の危機的な状況になってしまう。  そんな風に物語は始まります。 そして、伊坂作品らしい複線も張りまくりで。 さて、敵は誰だ? ギャング達はどうなる??? 

 といった感じ。(あんまいえないすよね、こういう話は。w)

 4人のギャングと、その周りの人間たち。 ちょっと非現実的だけど、 いても良さそうな程度のカッコイイ登場人物がカッコイイセリフを吐き倒します。

 

 ホント、こういうの憧れます。

 

 

 ・・・犯行に訪れた銀行。 拳銃を片手に雪子の車をいっせいに降りる瞬間、響野が決まって言います。 

 

 

 

 「ロマンはどこだ?」

 

 

 


 

 、ということで、映画化です。

 

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 http://www.yo-gang.com/index2.html

 

 映画化になるのは知っていたので、せめて始まる前に読んでおこうと思いましたが、間に合いました。

 

 配役は、本を読むとなんでも気になるもんですから、まぁ良しです。

 

 2時間くらいかけて出来るだけ忠実にやってくれれば、とても面白い話になるのではなぁ・・・と思います。  原作でも充分スピーディな話ですからね。 あまりはしょるのは意味がないし、この内容なら、2時間なんてあっという間でしょう・・・

 

 あっ!、あとがきで伊坂氏が、

 

 

 「90分くらいの映画が好きです。」

 

 だって。あいたたたた・・・・。

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2005年11月18日

猫にかまけて 町田康

nekonikamakete

 

 「自分は猫が好きである。

 どのくらい好きかというと、たとえば往来をしていて、 駐車中の車の下に猫がいるのを見つけたとする。 と、もういけない。 その場にかがみこみ、見知らぬ猫に、文字通り字義通りの猫撫声で、 可愛いな、かしこいな、と語りかけ飽かぬという体たらくで、まったくもって浅ましいことこのうえない・・・」

 

 こんな感じで、著者の町田氏が猫好きを一冊の本の間中デレデレとのろけまくる本です。

 

 町田康を読んだのは、「くっすん大黒」以来。 そちらは、飲んだくれて仕事もせず妻に逃げられた男の話。 家でゴロゴロする毎日、 ふと床の間にあった大黒様の置物が気に入らなくて捨てにいくのだけど、なかなか捨てられない、そして・・・みたいなお話。

 それを読んでも、主人公は町田氏本人かと思うくらい似た設定だったけど、「猫にかまけて」 は、小説ではなく、実話のようです。

 

 町田康独特な、江戸前落語のような軽快な文体は健在で、リズムよくすらすら読み終わりました。

 

 僕も、猫には人一倍の思い入れがあります。  僕は、これを読んですぐ、ペット屋に走って、仔猫をさわってきました。  猫と暮らし自分が経験したことや、楽しかったこと、悲しかったこと、これからのこと、いろんな想像・・・、風景や感触が頭をよぎります。

 

 そんな猫が愛しくなる一冊でした。

 

 

 

 

 んー、そろそろかなぁ・・・。

 

 

 

 

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2005年11月09日

魔王 伊坂幸太郎

 読み終わりました。

 

maou 

 

 単行本が最近出たばかりの、伊坂幸太郎の最新作。 実は、ずいぶん前に買った小説現代の別冊 「エソラ」  に載っていたものを読みました。 

 エソラ vol.1 には、「魔王」

 エソラ vol.2 には、「呼吸」

 と、二つの繋がった話が一冊になって、今回新刊が出たわけですね。 だから、単行本は持ってません。

 

 

 主人公は、3人。 「安藤」という姓を持つ兄弟と、その弟の恋人。 彼女は兄弟の家に転がり込んで、今では3人暮らし。 前半の「魔王」 は、その兄の目線から。 後半の「呼吸」は、弟の恋人の彼女の目線で語られます。

 

 物語は・・・

 ある日、特殊な能力を身につけてしまったことに気が付く兄。 兄は、念じれば近くにいる人間を念じたようにしゃべらすことが出来る。  しかし、今はまだその能力も、ちょっとしたいたずら程度にしか使い道を思いつかない。 

 「なにかできるはずなのに・・・。」

 弟は、とても兄思いで、「兄貴がいなきゃ、おれはダメだ。」。 そんな風に子供のころから兄を慕い、そして尽くす弟だ。

 

 もう一人。 この話で重要な登場人物、政治家の「犬養」。

 犬養は小さな野党の党首だが、その過激ともいえる断定的な口ぶりや行動力で民衆の支持を受けつつあった。

 「アメリカに舐められるな。諸外国に舐められるな。 日本人として立場をはっきりさせるべきだ! これまでの間違いはきっちり謝罪し、 そしてそれ以上は堂々とすべきだ。」

 「私に政権を任せれば5年で景気を回復させる。出来なければ、首をはねろ!。」

 説得力抜群で、強すぎる言葉に皆酔っていく。

 やがて民衆は、その言葉以上に熱くなっていく。 いつしかそのイデオロギーの渦は、外資企業へむけての暴動や外国人差別にまで発展する。  今日では、外国人の家に火を放とうが、誰も消防車を呼ばない世の中になってしまった。

 

 「これはおかしい。 なにかできるはずなのに・・・。」

 兄は、自分の能力を使って政治家「犬養」立ち向かおうとする。

 

 

 「犬養」は、倒すべき悪なのか?

 果たして、対決に打ち勝てるのか? 

 

 


 ま、そんな感じ。(ちょっと僕の気持ち入れすぎな気もしますが。。。)

 

 政治家の「犬養」のセリフ初め、その世界で起こっていることが普通に今の日本にシンクロします。 この「犬養」という人は、 石原慎太郎のような政治家を想像してしまいました。

 たしかに、今の日本人には「覚悟」のようなものがなくて、それを犬養が目覚めさせてくれるわけです、本の世界では。

 見方によって、それはいいことなのかもしれません。 今のこの国は確かに骨抜きなので、特効薬が必要なのかもしれません。  この本を読んでると、「犬養」が、「善」なのか「悪」なのか、と考える部分は出てきます。

 「でも、それも度が過ぎるぞ?」 と、兄は判断するわけです。

 そして、どんどんおかしくなっていく世界に対決しようとするわけです、兄弟で。

 そんな話です。

 

 題材に政治色が強いせいか、(どっちの側にせよ)なんだか伊坂氏の政治的思想ってこんなん?、と読めなくもない内容です。  しかし情報を集めると、そういうつもりで書いたわけではないみたいですね。 (問題定義はしたいのでしょうね、それは認めるべきでしょ?)

 それこそ、これを読んだみんなが感想を言えばいいんでしょう。 なにかしたい人はすればいいし。(本の中に出てくるように、 「自分で決断し、選べ!」です。)

 

 兄の使う「腹話術」、そしてそれを使って悪を倒せ!って、アメコミみたいな設定は、この他の作品にはない感じですね。  ちょっとこれまで読んだ伊坂作品とは異色な内容でした。

 僕は、この本を読んで思い出したのが、デビッド・クローネンバーグの映画「スキャナーズ」シリーズです。  あまり深くその辺の話をするとネタバレするので言いませんが・・・

 「これ、スキャナーズじゃーーーん!」

 って思いましたよ。

 (あと、「マクガイバーだったらどうする?」 ってのが、同年代だなー!ってね。)

 

 

 あと、またまた他作品の登場人物が出てきます。 今回は、死神の精度 の“千葉” がさっそく出てきます。 キャラクターを生かしたなかなか面白い登場の仕方をしますんで、死神の精度を気に入っていれば、この作品、 読むべきかもですね。 

 うれしくなりますよ、千葉にまた会えるのが。

 

 

 初めて伊坂幸太郎を読むにはちょっとお勧めしにくいかも・・・。 ちょっと他の作品と毛色が違います。

 

 

 

 次は、伊坂幸太郎、石田衣良、市川拓司 など、好みの作家さんのオムニバス物です。

 iloveyou

 I Love You

 

 を、買いました。

 恋愛にまつわる短編集です。 市川拓司に久々に泣かされそうです。。。

 

 んー、この時期、このタイミング。 恋愛ものはきついかなー。w

 

 

 

 

 「消灯ですよー。」

 

 

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2005年09月14日

死神の精度 伊坂幸太郎

 薄い本だったせいか、ささっと読んだ(出張の空き時間効果か?)。

 死神の主人公を中心とした1話完結のいくつかの短編集。

sinigaminoseido

 

 死神の「千葉」は、情報局の指示で人間の姿となって、“余命一週間” とされた人間のもとへ近づく。 そして一週間接触した結果を情報局へ報告する。 「可」と報告すれば予定通り人間は死に、「見送り」 と報告すれば、その通り今回は死ぬのが見送られる。

 死神たちは、人間界に降りてから7日目に報告を行う以外に行動を拘束されていないので、 ターゲットにろくに接触もせず、そしてまず悩むことなく7日目に「可」と報告して、それ以外の時間をCDショップの試聴機の前に入り浸りだ。  人間のことをくだらないと思いつつも、人間の作る「ミュージック」が大好きなのだ。 

 そんな死神の中でも変わり者な「千葉」は、好奇心が旺盛だ。 人間の厄介ごとに首を突っ込み、 時には「見送り」と報告もする。 あくまで冷淡で悩んだりはしないのだけど、それでも人間的とも思える決断をする。  殴られても痛みも感じないし、食事も必要ない体は味も感じない。 それでも興味本位でヤクザの事務所を襲う仲間になったり、 宅配ピザの伸びるチーズに悪戦苦闘する。

 

 

 1話ごとに死が実行われる8日目までの話で、ターゲットはパッとしないただのOLから人殺しのチンピラまで。 どの話でも、 出てくる人間よりも人間らしい「千葉」の魅力に惹かれます。 テーマが“死”の割にはあまりドロドロした感じもなく、 1話読みきりなのでサっと読むのにいい話ばかりでした。

 

 

 僕はこの本を飛行機の上で読み終えたのだけど、実は隣の席の人間が死神で、本の少し前に「可」と報告済みかも。 そして、 「このまま飛行機が落ちたら?」 なんて考えてしまいました。

 でもまぁ、一瞬の半分ぐらいゾッとしたけど、「ま、仕方ないかな。」というところで考えはまとまりました。 「死にゆくのは怖いけど、死んでしまう結果に対してはあまり未練ないのかもな。」みたいな感じです。  死にゆくときの「痛み」や「苦しみ」は怖い。病気にかかったり殺されたりするのも怖いが、なによりも 僕らは今、この瞬間にだって長くて100年かかってじわじわ死んでいっている と想像するとゾッとする。  他にも片腕がなくなっても生きていることや、脚がないことの不自由さのほうがこの世の中では「死んでしまうこと」より恐怖かも、と。  でたらめな社会では生きていくことのほうが大変だ。

 

 死ぬときに「幸せだった。」と思いたいと願うけど、それがいつなのかわからなければいつでも「幸せだった。」 と思える準備をしておかなくてはいけない。いや、いつも幸せな状況でいなくてはいけないのかも・・ ・なんてね。

 

 

 

 そうだ、本の話しなきゃ。

 この本にも、伊坂作品ではお馴染みの他作品の人物が登場しています。 今回は“重力ピエロ” の一場面がチラッと登場します。  伊坂ファンはその辺もお楽しみを。 

 

 伊坂幸太郎独特なしつこい部分は少ない代わりに、とても読みやすい一冊でした。 面白かったです。

 良い時間をありがとう。

 

 

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2005年08月29日

アヒルと鴨のコインロッカー

  読み終わった。 またまたすんごい時間かかっちゃった。。。(ま、ここんとこ色々したいことだらけだったので・・・。)

 

AKC

 

 

 椎名は仙台の大学に進むため、 アパートで独り暮らしを始めた。 そして鼻歌交じりに玄関をでたところで隣人に声をかけられる。 「それディランだよな?。」  河崎と名乗る男だ。

 河崎はこうも言う。 「一緒に本屋を襲わないか?」。  隣の隣の部屋に住む外国人が落ち込んでいるから「広辞苑」をプレゼントするためだ、と。 「椎名の仕事は簡単だから。」 そして今、 椎名は本屋の裏口でモデルガンを構え、「風にふかれて」を10回口ずさんでいる。

 そんな感じで始まる物語。 物語は椎名の目線で語られていく。

 そして、その2年前の話。 河崎とペットショップの店員 琴美、そしてブータン人の恋人ドルジ。 琴美とドルジは、仙台で頻発している“ペット殺し” の犯人を偶然見つけてしまう。  ペット店にいるくらいなので動物に対して特別な想いがある琴美。 黙ってはおけない。

 

 

 本屋を襲う手助けをすることになった椎名、ペット殺しを追う琴美。 そんな2つの話がクロスオーバーする。 

 もちろん最後にはすべてのつじつまが合うのだけど、ペット殺しを発見したばかりになぜ河崎は本屋を襲うのか? 

 

 まぁ、そんな感じ。

 

 これまで読んだ伊坂作品の中では、一番ミステリーらしいトリッキーな作品だった。

 ネタバレの瞬間、

 「あー、そーなんだ!」

 と、あまりにも予想できなかったカラクリに感動したくらい。

 

 

 

 あいかわらず伊坂幸太郎という人はキャラクターの見せ方がうまい。読んでいる間ワクワクするし、街にでれば、 どこかに河崎や椎名が歩いているのではないか?と思わせてしまうような描き方だ。

 そして、あの物語に出てくるような考え方や行動ができればすがすがしいな・・・と思う。

 

 

 トリッキーな作品を読みたいなら断然お薦めです、コレ。 物語としては「チルドレン」が一番好きなのは変わらないけど。

 まず読むべき作品ではないけど、ミステリー慣れした読書中毒者にはホント薦めてみたい作品でした。

 

 

 次、伊坂幸太郎最新作、「死神の精度」 を買いました。

 

 

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2005年07月31日

となり町戦争 / 三崎亜紀

tonari

 久々に読書した。 本屋でてきとうに選んだ一冊。

 

 主人公はある日自分の住む町とそのとなり町との間で戦争が起こったことを知る。  しかし自身の生活にはその影響はまったく現れず淡々といつもの日常が過ぎていく。 知らされるのは回覧板での、 その日の負傷者や戦死者数くらい。 しかしある日、彼は町に徴兵されてしまう。徴兵といっても会社への通勤時にとなり町を通りがかるので、 そのときに何か変化がないか報告する程度のことだけど。

 言われるまま、指示されるままにとなり町との戦争に加担していくのだけど、あいかわらず戦争そのものの実態は何も見えてこない。  危険な目にあったりしているのかもしれないけど、TVで見るそれとは違ってその前後のストーリーはまったく見えてこない。

 

 そしてなにも実感がないまま、ある日「終戦」を告げられる。

 

 これってなんだったんだろうか? 現実に起こってる戦争もこんな感じなんだろうか?

 

 全編に流れる戦争という名を借りた人殺しへの疑問。 「組織のため」という名文だけで自分の中の悪魔を正当化することに対する疑問。  そして戦争は、愛情や友情ですら本質ではなく手段にしてしまう現実に直面する。 そして葛藤する部分を「となり町との戦争」 ということに置き換えることで読む側にすんなり入り込ませている。

 

 

 

 最初の印象よりもハードコアな物語でした。 読んでて面白い話じゃなかったけどね、ほんとの「戦争」同様に。

 

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2005年04月18日

グラスホッパー 伊坂幸太郎

 やっと終わった・・・。

 なかなか読書にはまる気分でもなくって、コレまで以上にかかっちゃった。

 

 伊坂作品はこれで4冊目。 このグラスホッパーは現状一番新しい単行本です。最近の芥川賞にもノミネートされたりしました。(取れなかったけど。

 

 この物語の主な登場人物、

 

 妻を遊び半分の自動車事故でひき殺される。 犯人は、裏社会の大物の息子という地位のためろくな刑罰も受けずに済んでいる。 そんな犯人に復習を燃やす男、  「鈴木」

 「鯨」は、“自殺屋”といわれ、出会った人たちを次々と死にたい衝動に駆らせることが出来る。 それを商売にするが、なぜ皆が死にたがるのかを悩んだり苦悩したりする。そして、目の前で死んでいった人たちの亡霊にいつも付きまとわれて今やそれが現実なのか、幻覚なのかわからない。

 刃物を使い、一家皆殺しなど、派手で残虐な殺しを商売にする男、「蝉」 蝉は女だろうが子供が、情け容赦ということをしない。それについては悩みもせず事務的に殺人が出来る男だ。(これは、ある部分が欠けているともいえる。) そして、仕事を請け負う「岩西」は、蝉に電話をかけてきて、仕事が終われば金を払うだけ。 岩西と自分の不公平さに不満を覚える毎日。「おれは、お前の操り人形じゃねぇんだよ!。」

 

 他にも(殺し屋)業界の奇妙で面白いキャラクターが沢山出てくる。 雇った殺し屋を証拠隠滅のためにさらに殺し屋を雇って殺そうとする、どこまでも小心な政治家。 鈴木のオヒトヨシに漬け込んで、虚勢を張って子供みたいにギャンギャン騒ぐことしかできない浅はかすぎる女。 そして日常では家族を持ち一見幸せすぎる暮らしをするが、「押し屋」といわれる殺し屋と疑られる男。

 

 

 物語は、「鈴木」が、妻の復習のため組織に侵入するところから始まる。 鈴木や鯨、蝉だけでなく、出てくるキャラクターがみんなそれぞれの事情で考えたり動いたりする。 そして、物語全ての答えが 「押し屋」の存在 に向かって一気に終結していく。 鈴木は妻の復習を果たすことが出来るのか? そして、「押し屋」 は本当にいるのか?

 

 

 

 そして感想。 ちょっとネタバレ的なことを言えば・・・

 これまでの伊坂作品に比べて、結末は暗い。 暗いというのは言いすぎだけど、まるで一日の終わりの夕暮れ時のようなたそがれ感で物語は収束する。 でも、そんな終わり方がとても似合う良い話だったな・・・と思いました。 人殺しの話が舞台なので痛々しい部分も多いけど、合間合間に子供が出てきて、「バカジャナイノー。」なんて、かわいく和らげてくれます。

 

 そして、タイトルの “グラスホッパー” っていうのは、トノサマバッタのこと。

 物語の中で、こんな話がでてくる。

 バッタは、決まった面積で一定以上に増えすぎると“群生色”という黒茶けた色に変色し、凶暴化する。 密集して増えすぎると凶暴化するのはバッタだけだろうか? 人間が一番近い動物は昆虫かもしれない?

 そんな話が出てくる。 でも、このことは含みを持たせつつなにも繋げずに通り過ぎていく。そのあたり、読者に面白がる隙間を作ってくれてるなぁ〜、って楽しめます。  読むことがあれば、そこの辺りで一度本を閉じてみることをお勧めしたい。

 

 ま、考え深い作品だとは思うけど、本質は、「バカジャナイノー!」 かも。。。

 

 

伊坂幸太郎。  相変わらずですが、お勧めいたします。。。

posted by フラ at 17:35| 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月18日

重力ピエロ 伊坂幸太郎

 

 読んだ。 猫が来て以来、ちょっと読書ばっかしているわけにもいかなくって、結構時間がかかった。忘れてしまったら何度も戻ったりしながらなので、じっくり読んだといえばその通りなのだけど。

 

 舞台は伊坂作品でおなじみの仙台。(仙台に住んでるくらいだからよっぽど好きなんだろうね。) その仙台の街中で次々と放火事件が起こる。 街の落書き消しを仕事にする主人公の弟が、 「連続放火事件と街のグラフィティアート(缶スプレーでNYの地下鉄よろしく落書きするあれね。)には関連性がある!」 と発見するあたりからが本筋。 (もちろん初めからエンディングに向けての複線張りまくりなのは他の作品同等だけど。)

 その謎解きに始まり、「次に放火されそうなところで犯人を捕まえてやろう!」 となり、放火の法則性を飛び越えて誰が何のためにやったのか? と、話の最後までに核心にせまる。 大きくはそんな話。

 

 主人公の”泉水”は30過ぎくらいで、見た目も普通、いわゆる平凡にDNAを検査したりする会社に勤めるサラリーマン。 弟の“春”は、子供の頃からあらゆることが長所のような才能にあふれ、すれ違う人は誰もが振り向くようなハンサムな青年だ。 読んで思ったのは、兄“泉水”は、現状の伊坂氏や読者の自分の評価、弟の“春”は憧れというか目標っていうか、実際できそうで出来ないことをやって見せてしまう理想的な存在 って感じだ。

 あと、この家族はちょっと複雑な関係やら問題を抱えていて、大きな話の流れは“家族”ってことにおいてもとても興味深く読んだ。 ホント、いろんな部分で自分に置き換えられる話ってのは面白い。 春にストーカーする“夏子さん”ってのがでてくるのだけど、読んでるこっちが感情入っちゃって、知り合いの顔しか思い浮かばないし。w

 そして、探偵の黒澤、はやっぱりでてくる。 かっこいいし、重要な役割でもないのにおいしいとこをもっていく。 ちょっとこちらがにんまりするだけでも出てきてくれた価値はあった。 伊坂作品は他で出てくるキャラクターがそのまま出てくる(手塚治虫のそれとは異質)のも心地よい。 そのうち、” チルドレンの陣内”にもまた会いたいもんだ。

 

 まとめると、ガンジーの引用やら“ヤエヤマサナエ”、そのほか無駄知識も満載で、ミステリーの棚にあって“重量ピエロ”なんてタイトルには似つかわしくない、読んでいるとさわやかになる青春物語で、お勧めです。

 

 さて、次も伊坂行きます! 芥川賞またまた取逃した“グラスホッパー” 買いました。

 

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2004年12月20日

介護入門 モブ・ノリオ

 読み終わりました。

 芥川賞受賞で一躍表舞台に飛び出し、受賞式では飛び出しすぎちゃってこけてた文芸界の電撃ネットワークこと モブさん。 その頃から気にはなっていたのでいい機会だったので購入。 表紙をめくるとまず飛び込んでくるのは、祖母の介護をしていた頃の思い出の一枚の写真。 金色に染め上げた長髪姿の本人とおばあちゃんの2ショット。  電撃ネットワークになる前は、ノーフィアー高山だったんですね。w

 で、その写真が一気に僕の共感を生んでしまった。 だって、VENOMのTシャツ着てるんだもん。w

 話は、社会生活に溶け込めない20も過ぎた若者が、自身の祖母の介護を通して家族や親戚、あるいは全世界に向けて、不満・感じたこと・いろんな想いなんかを、空想も含めてぶちまけてある話だ。 どこまでが創作かわからないけど、ほとんどが自分の経験したことだろうし、この本は日記といっても良いくらい。 文体が面白いとか、ラップ調( ブラックメタル好きの癖にw)のなんとか・・・なんていわれてるけど、そういうのは特にいいとも悪いとも思わなかった。 ただ、段落や区切りなんかにこだわらない部分は、気持ちや想いをそのままストレートに吐き出してるのが良く出ていると思う。

 モブさん、1970年生まれ。 僕と同学年なんだね。そんなことなせいか、妙にリアルで身近な話として共感したし、面白かった。

 

 話の中のダメップリがリアルなせいか、ただ、この人にどんな次があるのかないのか?、ある意味そこが気になります。。。キャラ同様、“出落ち”なんてな感じだし。 このまま埋もれていって、30年後くらいにまた介護入門でも書く(今度は受けるほうねw)、なんてことにならないといいすねぇ。

 モブサン、メタラー・・・w

posted by フラ at 10:00| ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2004年12月14日

本屋中毒

 本を読むのは好きだけど、これから読む本を選ぶのはもっと好きだ。

 たくさんの本一冊一冊に封じ込められた空間は、知っている身近な場所だったり、外国だったり、時には仙台駅からホグワーツ魔法学校にまでも本屋に居さえすれば、僕の1〜2歩とちょっとした好奇心だけで一気に飛ばしてくれる。  本を手に取らなくても、平積みにされた人気作家の新刊、棚を飛び出してレジ前や入り口近くに特別に積み上げられた本たちなど、「自分こそが人気書籍だぞ」 とばかりに誇らしげにしているように見えるし、誰の目も避けるように狭い棚の奥に埋もれた本などは、それをヒガむでもなく 「見掛け倒しめ、我こそが本質である。」 と堂々としてさえ見える。 楽しい。

 

 そんな風に読書以上に本屋徘徊が趣味だったりするので、だいたいいつも本が終わりそうなときまでには次の本を買って持っていた。 今読んでいるものと次の物がどちらも分厚い本だったりするとカバンの中は大変なことになる。

 日曜に読み終わったラッシュライフ。 久々に次の本を買っていなかった。珍しくタイトルまで決めていたのに。

 日曜に読み終わって、月曜一日。 カバンはいつもより軽くって、タバコやらiPodやらがやたら取り出しやすかった。 で、感想・・・

 

 「カバンに本が入っていないとなんか、落ち着かない。」

 

 それほど本にかじりつく性質でもないが、手元に本がないと落ち着かない。。。いつでもどこでも読書できる状態でいないと気がすまないみたい。 携帯電話なんかだと家に忘れてきたりすると、よほどの電話の約束でもない限り晴れやかな気持ちになったりするくせに。 読書依存症かな?

 

 伊良部先生が言ってた。

 害のない依存症だったら、そのままなっておけばいい・・・って。

 

 依存症かもしれないし、依存症でもいいのかもしれないけど、まぁ、そういうことにしてほかっておく。 どっちでもいいや。

 

 で、そんな禁断症状(w で早速、 伊坂幸太郎の重力ピエロ を探しに近所(田舎の)の本屋にいったのだけど置いてなかったので、芥川賞受賞の  介護入門 モブノリオ を買いました。 ページ数も少ないし字も大きい。あっさり読めそうだったのでツナギに丁度いいかも(失礼)。 そして、なによりも芥川賞の件で僕が大好きな  チルドレン が最終的に負けた相手なので。w

posted by フラ at 18:52| ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする